鉄骨工事は危険がいっぱい!現場での安全対策について解説
鉄骨工事は基本的に高所作業が多く、扱うものも直接接触したら危険な重量物ばかりでクレーンのフックなども動いている状態です。
このような環境下での作業になるため、落下や墜落、物との接触などの危険が常に付きまとっている現場といえます。
今回は、そのような危険な環境下で作業をする鉄骨の現場について、安全対策や必要な資格を紹介します。
鉄骨工事の安全対策とは?
鉄骨工事を施工するにあたって対応すべき安全対策は次のようなものが挙げられます。
危険の予知
あらかじめ想定されている危険個所やシチュエーションを周囲に伝え、具体的にどのような危険が起こるのかを説明します。
そのうえで、周囲で起こりうる危険の予知を行って、回避するための方策を立てることが重要です。
コミュニケーション
後述する有資格者を設置して、指揮をします。
さらにミーティング以外にも作業従事者同士でコミュニケーションを取りやすくしておき、実際にこまめなコミュニケーションを取るようにします。
設備による安全装置の設置
飛散防止ネットや転落防止ネットを設置して落下などを未然に防ぐことも重要です。
この対策を取ることによって、安全や健康の確保をすることがポイントとなります。
また、どのような現場でもいえることですが、保護具としてヘルメットや手袋、安全靴などを使用して安全対策とします。
基本的な計画を策定する
安全確保をするにあたって基本的な計画を策定することも重要です。
また、現場ではその計画に従って、きちんと安全確保に努めるようにすることもポイントといえるでしょう。
鉄骨工事の安全対策で押さえておきたい資格とは
鉄骨工事は安全対策を行ううえで、専門知識が求められます。
そのため、現場では次のような資格を持っている専門職を配置することが重要です。
・高所作業車運転技能
・玉掛け技能
・建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者
高所作業車の扱いがポイントの高所作業車運転技能
鉄骨工事には一部高所作業車が用いられ、この高所作業車を扱うためには、専門の技能が必要になります。
それが高所作業車運転技能です。
10メートル以上の交渉作業者を運用する場合は、この資格の技能講習修了者であることが必要になります。
クレーンフックの扱いで重要な玉掛け技能
玉掛はクレーンのフックに荷物を掛けたり外したりする作業を指します。
クレーンは鉄骨など重量物をつなぐことがほとんどなので、作業自体も十分な知識と技能が要求されるのです。
その技術や知識の保証となるのが玉掛け技能になります。
この資格を取得することで、最大つり上げ荷重1トン以上を扱うことができる、国家資格の玉掛け資格が得られるのです。
鉄骨工事の安全対策を取りまとめる建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者
建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者は、鉄骨工事の作業を指導するとともに作業員の安全確保などを監督したり、指導したりする責任者をいいます。
鉄骨工事の現場には必ずいる資格者で、鉄骨工事における安全対策を監督し、責任者としてチェックしていくことが仕事です。
専門の講習を受け、試験に合格することで取得できる資格のため、合格するには十分な技能や知識を持っている必要があります。
まとめ
鉄骨工事は安全対策をする必要があります。
今回は、その中でも代表的な対策をいくつか紹介し、安全対策に求められる鉄骨関連の資格についてもまとめました。
鉄骨工事はさまざまな危険性があり、事故や労働災害の発生しやすい現場です。
鉄骨工事に従事される方は、紹介した以外の点にも注意を払い、安全な作業を行うようにしましょう。
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