鉄骨工事とは一体どんな仕事なのか?
鉄骨工事というものをご存知でしょうか。鉄骨工事とは「鋼鉄製の部材」で建築物の骨組みをつくる工事のことです。
今回は鉄骨工事の仕事についてわかりやすくご紹介いたします。
鉄骨工事は建物の躯体工事!躯体工事の仕事の種類とは?
躯体工事(くたいこうじ)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
躯体工事とは建物の骨組みを造る工事のことです。
住宅に例えると屋根や壁、内装などを取り付ける前の段階の工事のことを指します。この段階の時は土台、柱、梁(はり)、桁(けた)という部材だけで建物は建っています。
このまさに骨組みだけの状態のことを躯体といい、骨組みを造る工事のことを躯体工事といいます。
つまり鉄骨工事の仕事とは「鋼鉄製の部材」で、柱や梁や桁を組み立てて建物を建てていく工事のことをいいます。
躯体工事に対して屋根や壁や内装を造っていることを一般的には仕上げ工事といいます。
躯体工事は建物が全く建っていない状態から建てるので、危険でもありますがその分非常にやりがいもある仕事です。
躯体工事の種類
躯体工事には様々な種類があります。
一般的には鉄筋工事、型枠工事、木造工事、鉄骨工事などです。
〇鉄筋工事
鉄筋工事とは人体に例えると鉄骨工事が手や脚や背骨などの大きな骨とすると鉄筋工事はあばら骨のようなイメージです。
鉄筋をかご状に組み上げ、コンクリートを流し込むことで鉄筋コンクリート造になり強度が高まります。
〇型枠工事
型枠工事とはかご状に組み上げられた鉄筋を型枠という板で覆う仕事です。型枠が完成するとコンクリートを流し込み、固まったものが鉄筋コンクリート造になります。
鉄筋工事は単独では躯体としての能力を発揮できませんが、コンクリートと一体化することで強度が高まり躯体として問題なく能力が発揮できます。
〇木造工事
木造工事とは、躯体工事を木材の部材で造りあげる工事です。一般的には戸建て住宅で多く利用されます。
〇鉄骨工事
鉄骨工事とは躯体の部材を「鋼鉄製の部材」で建てる工事です。鉄骨工事は鉄筋工事や型枠工事と違い単独で躯体を造ることができます。
またコンクリートや鉄筋などと一体化することでより強度の高い躯体を造ることも可能です。他の躯体工事に比べると鉄骨工事は単独での自由度が高い工事といえます。
鉄骨工事の仕事の種類
鉄骨工事の躯体工事にも種類があります。
一般的には鉄骨造(S造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)などがあります。
〇鉄骨造(S造)
鉄骨造とは「鋼鉄製の部材」だけで躯体を造りあげる工事です。鉄骨造では次の3つの構造が一般的に使われます。
・ブレース構造
ブレース構造とは柱と梁を筋交(すじかい)などを交差させることで強度を出す構造です。
・ラーメン構造
ラーメン構造とは筋交をなくし、柱と梁を溶接などで剛溶接(一体化)して強靭な「枠」にすることで強度を出す構造です。
・トラス構造
トラス構造とは部材をつなげ「三角形の枠」を造り、その「三角形の枠」をいくつも組み合わせることで強度を出す構造です。
〇鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
鉄骨鉄筋コンクリート造とは鉄骨で組み上がった躯体に鉄筋を組み上げ、コンクリートでさらに補強した建物のことです。
一般的にコストがかかることから高層マンションなどで使われます。
建物の工事の流れ
こちらで鉄骨工事など一般的な建物の工事の流れについてご紹介します。
①根切り
現場の地面を建物の基礎が造れるように重機で掘る工事のことです。
②杭工事
地盤が弱い土壌を杭を入れることで地盤を強化する工事です。
③基礎工事
鉄筋コンクリートで建物の基礎をつくる工事です。
④建て方
鉄骨の躯体を組み上げる工事です。
⑤床、屋根取り付け工事
床、屋根に鋼材を設置して溶接する工事です。
⑥各階床コンクリート打設工事
各階の床材にコンクリート打設する工事です。
⑦外壁取り付け工事
ALCなどの外壁を取り付ける工事です。
⑧内部下地取り付け工事
仕上げ材の下地を取り付ける工事です。
⑨設備工事
電気、水道、空調、インターネットなどの設備の配管配線を通す工事です。
⑩内部仕上げ工事
仕上げ材を設置する工事です。
⑪塗装工事
内装外装の全ての塗装に関する工事です。
⑫完成
おおよそこのような流れで建物は建ちます。
※建て方の前後で足場の設置工事が入ります。
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