【知っておきたい基本】現場で使う足場の種類や資格の紹介と解説
様々な工事現場で目にする足場、実際にどのような種類があるのでしょうか。
また、足場に関する資格は何なのかといった疑問もあるはずです。
今回は、足場の種類と資格を中心に足場の基本についてお話しします。
これを読めばきっと足場について基本的な知識が身につくのではないでしょうか。
それでは紹介していきましょう。
1.足場には種類や資格がある
足場を組んだことがない、あるいは建設現場に関わったことのない方にとって
足場に種類や資格があることは知らないはずです。
しかし、実際は足場にも様々な種類があり、それを扱うための資格も存在します。
この2つを押さえておくだけで、足場の基礎的な知識が押さえられるでしょう。
最初に足場の種類から解説していきます。
2.知っておきたい足場の種類
足場の種類は大きく分けて5つの足場が挙げられます。
くさび式足場(くさび緊結式足場・ビケ足場)、単管足場、吊り足場、移動式足場(ローリングタワー)、枠組み足場です。
くさび式足場はハンマーで金具(主にくさび)を打ち込み部材同士をつなげて組み立てるタイプです。
高さが31メートル未満の工事で主に利用されます。
外壁塗装などに用いられることが多く、短期間の工事でも頻繁に利用されてます。
ハンマー一本で固定でき、板を設置するだけのシンプルな構造なので設置や解体がスムーズにできるのがメリットです。
単管足場は単管、いわゆる鉄パイプを利用して板なしで鉄パイプ2本の上を行き来します。
やや安全性に欠けますが、非常に低コストで組める足場なのでメリットはあります。
また、場所を取らないので狭い場所での作業を行う際も利用される機会が少なくありません。
主に外壁塗装などに用いられる機会が多く、戸建て住宅の塗装で目にするケースも珍しくない足場です。
吊り足場は、多くの足場とは逆の発想で地面から組んでいくのではなく、上から吊る形で足場を設置していくタイプです。
一般的な住宅や建物に用いることはまれで、おもに地面に足場を設置できない橋梁、プラントなどに利用されます。
また、修繕などで溶接を行う場合も目にする機会は少なくありません。
移動式足場は、移動ができる足場です。
あらかじめ足場を組み、下部にキャスターをつけて移動できるようにするタイプです。
後述する枠組み足場と同じで組み立てや解体がとても簡単という特徴があります。
主に天井や壁の仕上げ作業を行う際に用いる機会が多い足場です。
枠組み足場は、足場の主流です。
橋梁工事や建築工事といったあらゆる場面で目にする機会が多く、
強度の高い鉄製の部材を利用しているのが特徴として挙げられます。
そのため、強固で安全性も高く、安定した工事が可能で超高層建築にも利用される機会が多くあります。
設置や解体もスピーディーにできますが、
部材の量が多くなりやすく十分な作業スペースや資材置き場を必要とする点が弱点です。
これら5つの種類を基本に数多くの足場があります。
3.足場の組み立ては資格が必要
足場組立には資格が必要です。
その資格とは「足場の組立て等作業主任者」という資格です。
すべての足場工事に必須ではありませんが、
「つり足場、張出し足場又は高さが5m以上の構造の足場の組立て、解体又は変更の作業」
といった作業には必ず必要な資格とされています。
基本的に3年以上の実務経験(高専や高校、大学で学んだ人は2年)を経て初めて資格取得に挑戦できます。
ちなみに、この資格は講習会を受講したうえで学科試験に合格して取得する国家資格です。
まとめ
足場には様々な種類の足場が存在します。
そして、今回紹介した5種類の足場に加えて派生したタイプのものを含めるとその数は、より多くなります。
また、こういった足場工事も管理をする資格があり、
今回紹介した国家資格は必須資格といっても過言ではありません。
もし足場工事を依頼する場合は、種類や資格に注目してみるのもおすすめです。
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