知っておきたい鉄骨工事の設計の基本について!基本や流れを紹介
建物を建てるうえで重要な役割を果たすのが鉄骨です。
この鉄骨を正確に設置するために重要なのが鉄骨工事といえます。
さらに踏み込んで言えば、鉄骨工事を行う設計こそが、重要なポイントの一つとして上げることができるでしょう。
そこで今回、そもそも鉄骨工事の設計とはどんなもので、流れはどういったものなのかを紹介し、まとめました。
・工事全体から見た鉄骨工事や設計の立ち位置
建築物ができるまでには、様々な工事があります。
建設の初期手順から紹介すると、設計図作成、土工事、鉄筋工事、型枠工事、
コンクリート工事など非常に多くの手順が挙げられます。
そして、鉄骨工事は、これらの工事の順番の次に行われる工事として存在し、
屋根工事に移る前の重要な工事として施工されます。
この鉄骨工事を行うことによって、次に続く屋根工事、外壁工事、内壁工事、内装工事、そして完成に至るのです。
次に鉄骨工事の流れについて、設計の立ち位置を紹介しましょう。
鉄骨工事を行う前に、そもそも鉄骨をデザインする時点で、設計が行われます。
つまり、鉄骨工事の最初期に行われることとして鉄骨工事の設計が行われるのです。
順番としても、受注を受けたら最初に行うのが設計であり、設計があって初めて、
次に続く材料の手配などに続いていきます。
詳細については、後の項目で解説しますが、いずれにしても工事全体で中盤に行われる鉄骨工事のうち、
最初に行われるのが鉄骨工事の設計なのです。
・鉄骨工事の設計の基本の流れを紹介
鉄骨工事の設計の基本の流れについて3ステップで紹介していきましょう。
その流れは、意匠図・構造図・共通仕様書・特記仕様書といった設計図書と呼ばれる資料製作から始める形で、
一般図、基準図、詳細図の順番によって作成されます。
ちなみに現在はCADによる図面作成や3DCADを使用した図面作成によって行われています。
まず、一般図は、意匠図・構造図・共通仕様書・特記仕様書などを制作します。
最初に制作された設計図書をもとに一般図を設計します。
この一般図とは、アンカー伏図、梁伏図、軸組図、部材リストなどです。
平面的な図面と断面的な図面の工作図で重要な図面となります。
全ての基本となるので、次のステップに進む前に客先の同意を得る必要があります。
また、もし追加や変更といった仕様の変更があった場合は、履歴がわかるように管理しましょう。
次に基準図を制作します。
これは、溶接基準図、次て基準図、仕口基準図が挙げられます。
鉄骨工事を施工するうえで基準になるため、こちらも客先から承認を得て、工程を進めていきます。
最後が詳細図です。
文字通りそれぞれの部材を詳細にわたって書いてある図面を呼び、
柱詳細図、梁詳細図、仕口詳細図、階段詳細図などがあります。
詳細図の中に安全金物やスリーブなどを含めたものとなり、鉄骨工事の施工において重要です。
ちなみにこれらの設計図の政策には専門資格が必要であり、
鉄骨製作管理技術者、溶接管理技術者(WES)といった資格を取得します。
これら3ステップの工程が完了して、その次の過程になります。
材料調達は、鋼材、ボルト、溶材、塗料などの手配をし、購入しましょう。
次に、素材の組み立てを行う前の孔あけや切断、加工、素地調整などの一次加工を行います。
そして、工場で鉄骨の組み立てを行っていき、溶接をして鉄骨の素材を完成させます。
そして、塗装を行った上で現場において、設計の通りに建てていく流れです。
まとめ
鉄骨工事における設計は、鉄骨工事の最初の手順であり、
資料となる設計図書を制作後に客先の同意を得ながら3ステップ程度で制作していきます。
そこから鉄骨を制作する工場で鉄骨工事がしやすいように加工を行い、
出荷後、設計図をもとに施工していく流れです。
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