鉄骨工事に欠かせない鉄骨材料について
地震大国である日本、昔はともかく今は木造よりも鉄骨造のお宅が増えました。
なので建設工事とは鉄骨工事のこと、鉄骨についての知識を持っていないと
建設業界でやっていくことはできないでしょう。
くらげやタコは水から上がるとその体形を保てずふにゃふにゃになります。
それは骨が無いから、人間における骨と同じように建物にもそれを支える柱や梁があるのです。
鉄で作られた骨、それが鉄骨というわけです。
まずは鉄骨工事をおこない骨組みをきちんとしてから外枠を組んでいくといった流れで
建物は作られることとなります。
その前段階である鉄骨、鉄骨工事に関わる方も鉄骨そのものを作ることはないはずです。
鉄骨材料は厳密には鉄ではありません。
鋼が使われていますからどちらかというと鋼骨です。
鉄の中でも特に硬くて強い素材を鉄骨材料とすることで、より丈夫な家が建つこととなるのです。
鉄骨工事で使われるといった意味での鉄骨材料も見ていくことにしましょう。
溶接用の鋼材や高力ボルト・スタッド・溶接材料など、これらが鉄骨材料となります。
いずれもJIS規格品や国土交通大臣認定を受けたもののみを使用、
鉄骨材料の段階での不具合を出来る限り減らすのです。
鉄骨工事の流れについても見ていきます。
まずはスケジュールを立てることに、工場でありゼネコンにおいて鉄骨の大きさや取り付け方法に関して
話し合い大まかな流れを組むのです。
CADを使い設計者・施行者との相談の元で工作図が作成されます。
溶接用鋼材が作られます。
最近では指定さえすれば自動でその形に加工してくれる機器があるのであっという間、
地震が多い中で丈夫で安心な家を望む声は昔からあるわけです。
でも鉄骨のような重くて加工が大変な部材を使っての工事は大変です。
だからこそ以前は木造に頼らざるを得なかったのです。
鋼鉄を切断し加工し鉄骨工事のための骨組みができたら組立てです。
接合部分は溶接をおこなうことに、一般的にアーク溶接が使われます。
空気中の放電現象を利用した溶接法、
さまざまな金属で用いられるやり方ゆえに鉄骨工事以外の場面でもお馴染みです。
危険を伴う作業ですから、国家資格を持つ技能者しか取り扱うことができません。
最終確認がおこなわれゼネコンや専門業者により傷や外観を確認、それから工事現場へと運ばれていくのです。
鉄骨工事で用いられる鉄骨、
丈夫であると同時に鋼が大量に使われれば使われるほどにコストがかかってしまうのですから
無駄ない作りであることも必要です。
H形に山形・角パイプに丸パイプと鉄骨工事で見かける鋼材の断面形状はさまざまです。
それは経済的な意味合いも大いに関係しているわけです。
その硬さで忘れてしまいそうですが、高熱で熱するとドロドロに溶けてしまいます。
ほどよい温度に熱するとやわらかくなるので加工もしやすく、
なのでさまざまな断面形状へと変える鉄骨工事はそのための道具があればそれほど難しくはないのです。
多くの現場で使われるのは使いやすいからこそです。
鉄筋コンクリート造と比較してみましょう。
鉄骨の方が鉄筋コンクリートよりも3倍もの密度を持っていて、
ですがなぜか「軽くて強い材料」なんて言われます。
そこにも断面形状が関係あり、角材の中までみっちりと鉄を詰めてしまうと
確かに鉄筋コンクリート造なんかよりもかなり重くなります。
でも実際にはその中は空洞、でもだからといって弱いわけでもなく強度も十分にあります。
本来ならば重いはずの鉄を軽い材料に変え工事現場で活躍する部材へと昇格させた、
人々の知恵がそこにはあるわけです。
本当に鉄を使ってはいないけれど鉄骨、これからも日本の安全な家づくりに使われていくでしょう。
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